21世紀は「光の時代」といわれています。LED照明が電球に置き換わり、レーザーもCD, DVDなど身近なところで実用化されています。
しかし、周囲を見回せばまだまだ光との関わりが少ない分野がたくさんあります。そのひとつが「材料・化学」の分野です。半導体やガラスなどの透明材料を除き、これまで材料・化学と光とが直接結びつくことは、ほとんどありませんでした。ところが材料技術の進歩により、光の波長と同サイズのナノ材料を精度良く作ることが可能になってきました。フォトニック結晶や金属プラズモンに代表されるように、材料・化学がダイレクトに光に貢献できるようになってきたのです。
私は大学で「化学」を専攻し起業するまで、半導体(Si,GaAs系,GaN系など)、炭素材料(ダイヤモンド、CNT、DLCなど)、金属材料、酸化物材料、高分子材料などさまざまな材料を取り扱ってきました。この材料・化学の経験を光の分野で生かすべく、起業いたしました。
" Nano Chemical Photonics " 〜材料・化学と光の新たな融合〜を通して、みなさまのお役に立つことができればと思います。